元気の雑学

2013年12月20日公開分

Vol.31お酒を飲む人はビタミンB1不足にご注意!(2)

はじめに

年末年始でお酒の機会が増えてグッタリ、なんて事になっていませんか?
Vol.9「お酒を飲む人はビタミンB1不足にご注意!」という内容を以前ご紹介しましたが、今回はその続編です。

お酒の強い人、弱い人

お酒を飲むとすぐに真っ赤になって酔っ払ってしまう人もいれば、顔色を変えずにいくらでも飲める人、いろいろですよね。さて、この人達にはどんな違いがあるのでしょうか。アルコールを摂取すると、まず体に有毒な「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。アセトアルデヒドはさらに体内で分解されて、無害な「酢酸」になります。
このように2段階のステップでアルコールは分解されるわけですが、お酒の強い人と弱い人ではこの2段階目の反応、アセトアルデヒドから酢酸に分解する力が違うといわれています。
詳しく説明すると、この反応は「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」という酵素が作用しますが、この酵素の働きは遺伝によってまったく強さが違うのです。
ちなみに日本人の約5%が「下戸」と呼ばれる全くお酒の飲めない人なんだそうです。

お酒を飲むとビタミンB1が消費される!?

お酒を飲むとビタミンB1が消費される事が知られていますが、なぜでしょうか。
アルコールを分解し、最終的にエネルギーを作り出すときにビタミンB1が消費されるのに加えて、大量にお酒を飲んだときにはさらにビタミンB1が必要になるとされています。
先ほどアセトアルデヒドはALDH2によって分解されると説明しましたが、お酒を大量に飲んだときはALDH2だけでは分解が追いつかなくなり、違う方法で分解されます。この反応で、ビタミンB1が大量に消費されてしまうのです。
さらに、アルコールはビタミンB1の吸収を悪くしたり、排泄も加速させる事が知られています。

飲酒後の血中ビタミンB1およびエタノール(アルコール)濃度<健康人>

「節度ある適度な飲酒」ってどれくらい?

大量にお酒を飲むとビタミンB1の必要量が跳ね上る、という事ですが、ではどれぐらいの量を「大量」というのでしょうか。
ALDH2の処理能力は個人差が大きいですが、一般に「節度ある適度な飲酒」は純アルコール換算で20gが目安となり、「多量飲酒」は60g以上をさします。
これらの量を目安に、自分の「飲み方」を見つけるのもいいかもしれませんね。
お酒の前後のビタミンB1補給もお忘れなく!

主な酒類の換算の目安

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