元気の雑学

2012年4月27日公開分

Vol.20甘いだけじゃない!?糖との上手な付き合い方

はじめに

みずみずしい新緑が芽吹き、柔らかな陽射しのもと、スポーツで汗をかくのが気持ちのよい季節になりました。今回は、体を動かして疲れたときに欲しくなる甘いもの、つまり糖と体のかかわりについてお話をしたいと思います。

炭水化物と糖質ってどう違うの?


人は活動するためにエネルギーを必要としますが、この元となるのが三大栄養素と呼ばれる「炭水化物」、「脂質」、「タンパク質」です。炭水化物はご飯やパンなど、脂質はバターや食用油など、タンパク質は肉・魚や大豆などが代表的な食品になります。
炭水化物は「糖質」と同じ意味として紹介されることが多いのですが、「栄養表示基準」※によると、この2つは同じではなく、糖質と食物繊維を合わせたものが炭水化物となります。また、糖質に似た表現に「糖類」というものがありますが、これらも同じではなく、糖類とは単糖類と二糖類のことで、糖質の一部なのです。

※平成21年消費者庁告示第9号

炭水化物は身体にとって重要なエネルギー

炭水化物は、身体で優先的に使われることから「即時型エネルギー」と呼ばれ、体のエネルギーの約60%を占めている最も重要なエネルギー源です。
食事から取ったデンプンなどの炭水化物は、アミラーゼなどの消化酵素により「ブドウ糖」などに分解され、腸管から吸収されて血液中に入ります。血液中に入ったブドウ糖(血糖)は「インスリン」という膵臓のホルモンによって細胞に取り込まれ、ここで「ビタミンB1」などの力を借りてエネルギーになります。
ただ、食事から取り込んだブドウ糖のすべてがすぐにエネルギーに利用されるわけではなく、余った分は空腹時にエネルギーを作ったり、血糖を維持するために体に貯められます。これが「グリコーゲン」といわれるもので、肝臓や筋肉に蓄えられるのです。
「脳」はブドウ糖が唯一のエネルギー源のため、食後、時間がたって血糖が低下すると肝臓に蓄えているグリコーゲンを分解して血糖値を維持します。というのも、血糖値が40mg/dL以下になると脳機能は障害を受け、20mg/dL以下になると昏睡、やがて死に至るからです。


皆さんも実体験として、朝起きたときに頭がボーっとしていることがあると思いますが、これも血糖が低下することによって起こる現象です(したがって、朝食には、ご飯などの炭水化物をしっかり取ることが重要です!)。
このように、炭水化物(ブドウ糖)はヒトの活動において極めて重要な役割を果たしているのです。

でも、過剰摂取はさまざまな病気のもと

最近の日本では、栄養過多や運動不足といった生活習慣から糖尿病の人口が年々増加しています。平成19年の国民健康・栄養調査によると、糖尿病とその予備群を合わせると約2,210万人にも達し、今や国民病と呼ばれるまでになっています。

糖尿病とは、インスリンの分泌が悪かったり、インスリンの効きが悪かったりすることで起きる、血糖が高くなってしまう病気です。糖尿病が怖いのは、初期の段階は自覚症状がなく(silent disease)、体の異変に気づいた時には、視力低下や失明、人工透析が必要となったり、感覚の低下や手足の痛み・痺れなどの症状を示す病気も引き起こしてしまうことです。さらに、脳卒中、心筋梗塞などの血管の病気を引き起こし、寿命を縮める原因にもなります。
このように、血糖が過剰になると身体に大きな危険を及ぼしてしまうのです。

ビタミンB1と一緒に、バランスよく取ろう

身体にとって非常に重要である半面、摂取量には注意したい炭水化物(ブドウ糖)。ケーキやジュースなどに使われている砂糖だけでなく、ご飯、パン、ジャガイモなどにもデンプンとして含まれており、必ずしも甘いものばかりとは限らないので、適量を取るように気をつけましょう。
また、炭水化物(ブドウ糖)をエネルギーに変えるためには、ビタミンB群など、特にビタミンB1がとても重要です。「疲れたな」と思って甘いものを取るときには、ビタミンB1も補給することを心がけるとよいでしょう。

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