元気の雑学

2010年9月28日公開分

Vol.6睡眠と疲れの関係

はじめに

現在、不眠で悩んでいる人が増えています。平成19年国民健康・栄養調査の結果でも平成15年の結果と比べて、眠るために睡眠薬などのお薬やお酒などを使うことがあると答えた人の割合が20歳以上のほとんどの年代で増えたという報告もされています。ご存知の通り、睡眠は疲労の回復のために重要なことですが、今回は疲労、とくに脳の疲労回復にとても重要であることについて見ていきましょう。

脳は睡眠中に初めて休める

運動による身体の疲労が休息により回復しても、実は身体全体の疲労が回復しているわけではありません。疲労感を感じる脳は眠ることで初めて休息するのです。

脳は膨大なエネルギーを消費する器官であり、そのエネルギー源は唯一ブドウ糖なのです。ブドウ糖は、三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の主に糖質を摂取すると、体内でブドウ糖に分解され、エネルギー源として利用されます。ブドウ糖をエネルギーに変える際に必要な微量栄養素としてビタミンB1があります。

脳は体の2%程度の重さしかないのにも関わらず、エネルギー消費量は体全体の約20%もあり、非常に『エネルギー食い』の器官です。
現代の情報化社会、いつでも世界中から想像もつかないような量の情報が飛び交って来ます。そのような中、多大な情報処理によってオーバーヒートした脳は眠ることによって初めて休むことができ、機能を回復するのです。
だから、人は1日約8時間睡眠をとるとすると、人生の1/3にもなる長い時間、眠っているのです。

睡眠不足の影響

睡眠不足は昼間の眠気による作業能率の低下だけではなく、注意力の低下、脳の血流・活動の低下、疲労感の増幅、そして、『やる気』にも影響してしまいます。
また、血圧の上昇や免疫力の低下など、様々な疾患の原因にもなりかねません。

昼間に蓄積した疲労はその晩、適度の睡眠によってほぼ回復できるようにできています。深夜まで起きていたり、中途覚醒などで睡眠時間が短くなると疲労が回復せず、翌日に持ち越されます。それがどんどん積もっていくと慢性的な疲労状態に陥ってしまいます。疲労を回復するには睡眠は必須なのです。

良質な睡眠で疲れに対処

良質な睡眠のために

  • 朝起きたら太陽の光を浴びる
  • 規則正しい3度の食事、栄養バランスのとれた食事(ビタミンB1の摂取)
  • 適度な運動習慣
  • 昼寝をするなら15時間前の20分〜30分間まで
  • 深酒はしない
  • ぬるめのお湯にゆったりと入浴
  • 寝る前のカフェインの摂取を避ける
  • 寝る前にストレッチをする

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